2011年5月10日火曜日

SDPA, SDPA-M の Windows バイナリを公開

Debian 上でのクロスコンパイルを経て、SDPA, SDPA-M の Windows バイナリを生成できたので、これを sourceforge で公開した。

ダウンロードは、
http://sdpa.sourceforge.net/download.html#sdpa-windows
から行うことができるようになっている。
ただし、64bit Windows 版の Matlab が手元にない関係で SDPA-M については 32bit 版だけとなっている。
この中に README.txt, Makefile などが書かれているが、これを読むと pthreads-win32, OpenBLAS を mingw32 でどのようにコンパイルしているかも解るようになっている。





ところで、話変わって、OpenBLAS といえば、Debian の experimental に登録されている。
http://packages.debian.org/experimental/libopenblas-base
Debian の場合、

experimental -> unstable (不安定版 or 次期バージョンへの登録準備) -> testing (次期バージョンへの登録のためのテスト状態) -> stable (実際に登録されている状態)

と進んでいくと apt-get で入手できるようになるので、apt-get にはまだ少し時間がかかりそうだ。
(Ubuntu の場合は Debian の unstable からソースを利用しているので、Ubuntu の apt-get に登録される方が早いこともある。SDPA はその例である。)

OpenBLASについては、ビルドの情報を見ると、いくつかのアーキテクチャでビルドに失敗しているようである。
https://buildd.debian.org/status/logs.php?pkg=openblas
ここがすべて[Maybe-Successful]になれば、unstable になるのに大きな前進である。

でも、OpenBLAS が apt-get でインストールできるようになると、GotoBLAS の成果が Debian/Ubuntu でも簡単に利用できるようになるので、とてもいいことだと思う。

今日の作業内容: Windows バイナリ作成 3h + OpenBLAS チェック 1h
今日のランチ:らく 焼き魚定食
明日の予測作業時間: 3h

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