2011年5月9日月曜日

SDPA-M on Windows の準備

SDPA の質問で一番多いのは、Windows 上の Matlab で SDPA-M を動かせるかどうかである。
これについては、ソースから頑張ってコンパイルすれば可能であるが、クロスコンパイルを用いたりなど、かなり難しいので、SDPA 7.3.5 については、このコンパイルをソースコードの変更なしにできるように修正している。

基本的な流れとしては、
[1] Debian で mingw32 をインストールしてクロスコンパイルの環境を作る
[2] SDPA のソースをダウンロードする
[3] Windows 版の Matlab の lib{mx,mex}.lib, ヘッダーファイルを Debian にコピーする
[4] make sdpa sdpam
で出来上がるようになった。

ただ、やはり Debian を使ったりしているところが大変だと思うので、SDPA の Windows 版については、バイナリで配布する形になるかと考えている。
ちなみに、BLAS については、OpenBLAS を DYNAMIC_ARCH でビルドしてリンクするように設定している。
また、ドキュメントについても README.txt を準備した。これにコンパイル方法などが記載されるようにしてある(実際に一番大変なのは、ドキュメントを書くところ)。


今日の作業内容:SDPA-M ビルド 5h
今日のランチ: 信華園 レバー野菜炒め \700
明日の予測作業時間: 4h

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