2011年4月28日木曜日

LEDライト調べ

夏の節電に向けて、仕事場のLEDなどを用いたデスクライトを検討している。
今は普通に蛍光灯だが、これだと1本で 100W とかなりの電力量であるため、デスクライトで抑えることになる。

とりあえず、カタログなどで検討して見ると 1500 ルーメン程度あると 500 ルクス以上明るいスペースをそれなりに広く取ることができそうなので、そのあたりに絞ろうと思っている。

いずれにしても、いい環境をつくることも研究をする上で大事なことだとは思う。

あと、今日は事務処理をだいぶ片付けた。
こちらについては、時間的余裕ができつつあるので、Shortest Path についての検討も進める時間が作れそうだ。

今日の作業内容: LED ライト調べ 2h + 事務処理 3h
今日のランチ:シッダルータ 豆のカレー
明日の予測作業時間:2h

2011年4月27日水曜日

最短路の高速な実装

前に教えてもらったものだが、以下の URL に最短路の高速な実装が置いてある。

http://www.avglab.com/andrew/soft.html

ただ、一口に最短路と言っても、source が1つで sink も1つ、 source,sinkともに全ノードなど種類があって、それぞれに合わせる必要もある。

この中で自分のやっていることに使えるものがあるかどうかを確認することになりそうだ。

あと、ほかに DV-hop についての論文も一つ読んでみた。
最短路の高速計算を使って、DV-hop の計算も高速化できるのかは気になるところだ。

今日の作業内容:最短路関係情報収集 2h + 事務関係 3h
今日のランチ:らく ハンバーグと白身魚フライ
明日の予測作業時間:3h

2011年4月26日火曜日

節電関係

今日は、スパコンの節電などに関する話を聞くチャンスがあった。

数理最適化としてみた場合、特に重要なのは、
[1] 全体を最適化しようとするとパラメータの数が多すぎるので、貢献度の大きいところにフォーカスする
[2] 複数ジョブをどのようにノードに割り当てるかのジョブスケジューリングも重要
といったところである。

実際に進めるときに注意すべきことは、
[A] 目的関数をどうするか(電力消費量とするか、ピーク時の電力とするか、など)
[B] ハードウェアの特性をどうデータとして取り込むか(CPUだけ見ても計算時とアイドル時では電力使用量が2,3倍変わってくるし、冷房施設も重要なファクターのひとつ)
[C] 実行するアプリケーションの情報は、どこまで利用できて、どこまでモデルとして取り込むか
[D] 複数人で利用しているので、特定の人のジョブだけが優先されないように公平にすることも必要
などがある。

まずは、[B]について、デスクトップやノートPCで測定してみることからになりそうだ。
これによって、どのようなデータが使えるかわかるし、逆に取れないデータをモデルに持ち込むのを避けることができる。

今日の作業内容:節電関係 3h + 事務処理 3h
今日のランチ:食堂 とんかつ
明日の予測作業時間:4h

2011年4月25日月曜日

OpenBLAS

この前聞いてきたところだと、GotoBLAS のメンテナンスを OpenBLAS というのが行っているらしい。

もともと GotoBLAS はライセンスが GPL や BSD ライセンスでなかったので使用制限がある程度あったが、最後の GotoBLAS2 1.13 で BSD ライセンスになっている。
ただ、これ以降のメンテナンスは直接は行われていない状態になっている。

OpenBLAS は BSD ライセンスになった GotoBLAS をベースにメンテナンスを行っているようである。
まだ時間がないので、インストールなどは行っていないが、そのうちに調べてみようと思う。

また、これで Linux の各ディストリビューションでも GotoBLAS の成果を標準パッケージとして準備できるようになるかと思う。

今日の作業内容:事務作業 4h
今日のランチ:らく まぐろのづけ丼
明日の予測作業時間:5h

2011年4月22日金曜日

プレゼンの勉強

今度の海外出張にあわせて発表資料を作っているが、パワーポイントが調子が悪いので、ある程度ストーリだけを先に作っている。

ところで、インターネット上には、プレゼンを動画にして集めているサイトがある。
内容は多岐に渡るし、スピーカーも異なるのだが、ビルゲイツが環境問題などを扱っている動画などもある。

これらの動画を見ると、「どのようにプレゼンをするか」などが解かり、かなり勉強になる。
もちろん、自分の発表とは内容が異なるので、そのままコピーすることは不可能だが、参考になる点も多い。
もっともっと自分のプレゼンは良くできそうだ。


今日の作業内容:プレゼン準備 2h + プレゼン勉強 1h
今日のランチ:角笛 白身魚定食
今日の夕飯:味庵 中華丼セット
明日の予測作業時間: 2h

2011年4月21日木曜日

PowerPointがフリーズするようになった

今度の出張に向けての発表資料を作っているが、Microsoft が Windows Update でバグを配布しており、これを自動 update で適用してあったために PowerPoint がフリーズするようになってしまった。

Windows Update は、たまにバグを配布するので注意が必要なのだが、これに引っかかってしまったようだ。

いずれにしても、別のPCで作業できる範囲を先に進めておいて、このバグが修正されたところで、一気に直していくしかないのであろう。

今日の作業内容:発表資料作成の準備 3h
今日のランチ:らく 焼き魚定食
明日の予測作業時間:5h

2011年4月20日水曜日

MDS-MAP

SNL の計算の関係で教えてもらったが、MDS-MAP による計算方法はそれなりに使えそうだ。
特異値分解によって、座標を回転させているので、シンプルながらも効果はありそう。

ここで考えられるのは、
[1] MDS-MAP の距離行列は Shortest Path で計算しているが、単純な Shortest Path ではダメなので、なんらかの工夫が必要。
[2] 特異値分解だけど精度が問題なので、local method などで補正する
などが考えられる。

[1] も工夫の余地が大きいが、[2] は既存のモノを利用できる可能性がある。

今日の作業内容:MDS など下調べ 3h
今日のランチ:味庵 五目野菜炒め
明日の予測作業時間:4h

2011年4月19日火曜日

SDPARA の校正をそろそろ始めないと

SDPA の論文ばかりに時間を使ってきたが、そろそろ SDPARA の論文についても校正を始めるころだと考えている。
レフリーレポートを見直してみたが、SDPARA のほうは、それほどシビアなことを書かれていないので、数値実験などは大規模に行わなくて済みそうだ。
まずは、作業内容をリストアップしたので、次に必要な数値実験の問題を整理することにしよう。

今日の作業内容:ShortestPath 2h + 論文校正 2h
今日のランチ:さか本 とろろ飯丼 \850
明日の予測作業時間: 5h

2011年4月18日月曜日

数値実験、まだ終了せず

だいぶ時間を開けたので、数値実験がとっくに終わっているかと思っていたが、どうやらまだ終わっていなかった。 SDPT3 で解くのに 62 万秒もかかっているところがあったようで、これがボトルネックだったようだ。今は、同じ問題を SeDuMi が解いている。 SeDuMi のほうが速く解けると期待したい。 今日は、ほかに事務処理などを進めた。 今日の作業内容:数値実験確認 1h 今日のランチ:シッダルータ チキンカレー明日の予測作業時間: 5h

2011年4月16日土曜日

台南(7分の7)すべて終わって帰るだけ

台南での発表も無事に終わり、今日は帰国だけである。

何回もお世話になった成功会館の朝ごはんも、これで最後、ということで、いつもよりも種類を多めに食べてきた。ご飯にかける豚肉のがほんとうに美味しい(どうやら魯肉飯というらしい)。
















そのあと、ホテルを出ようとしたところでクロネコヤマトの車を見かける。
ほんとに日本のクロネコヤマトにそっくり。
















スーツケースをゴロゴロと転がして台南駅へ。
自動券売機で高速鉄道の台南駅への切符を買う。行きと同じ25元だった。
4台自動券売機があったが、そのうちの1台は高速鉄道の駅への切符は売っていなかった。















台南の駅は通路は地下でプラットホームは地上。
どのプラットホームかわからないのに階段上るのが大変だなぁ、と思って通路で立っていたら駅員さんがプラットホームを教えてくれただけでなくスーツケースを持って上がってくれた。
すごく助かった。

ちなみに、「台北に行く」だけだと在来線と混同されるので、乗車券を見せたほうが確実な様子である。
(在来線と高速鉄道方面では、プラットホームが違うのかもしれない。)

車内の様子も、ほんとに日本にそっくり。














帰りも22分で高速鉄道の台南駅に到着。ここですぐに乗り換えてもいいが、台南ではお土産を買うチャンスがあまりないので(お土産やさんが成功大学の近くには見当たらなかった)、改札のある2階からエスカレータで降りて、1階のセブンイレブンによる。ここのセブンイレブンは、台南の中では比較的お土産が揃っている。
また、高速鉄道を一本遅らせることにして、12時すぎのに乗る。お昼の時間なので、ここで駅弁も買う。

今回も自由席なので乗れるのは10号車から12号車。今回は11号車に乗車。














お弁当は、55 元であったが、150円程度にしてはボリュームがある。
コンビニで買ったのでカロリーが載っていたが、720kcal 程度はあったと思う。















高速鉄道はほとんど揺れることなく台北の駅へ。2時ジャストに台北の駅にたどり着く。
ここで、到着したときに使ったタクシー降り場へと行き、今度は松山空港に行くためにタクシーに乗り込む。
今度のドライバーはオジサンで、中国語で書いたメモを見せたら、やっぱり大丈夫だった。
帰りは高速道路を使わなかったが、170元で空港に到着し、行きよりも10元だけ安かった。

松山空港では、またもやチェックインのところに列はなく、簡単にチェックインできた。
ただ、フライトは満席、とのことで内側の座席になってしまった。
セキュリティチェックも短い列で終わり、ゲートへと移動。
ここの空港ではお土産やさんはいくつかあるが、同じチェーンらしく、売っている商品も基本的に同じである。
あと、空港のお土産は台湾だと比較的高いので、できるだけ市内で購入したほうがいい、と大学で聞いてきた。

ゲートで待っていると、さすがに羽田便だけあって、日本人だらけであった。
あちこちで日本語が聞こえる。

帰りのフライトは BR190 である。
帰りの飛行機は行きと違って発表準備がないので、気楽である。
ご飯もがっちりと食べたし、映画も見る余裕があった。
見た映画は「ガリバー旅行記」で、善悪がはっきりしているアメリカタイプの映画なのであんまり頭を使わずに見ることができた。

機内食は、チャーハンがメインで、フルーツはやっぱり美味しかった。















羽田に午後7時40分ごろには到着。














入国などは簡単に済んで、税関もすぐに終了。
蒲田駅までのバス停にきたら、ちょうど8時10分のシャトルバスが出るタイミングだったので、タイムロスなく帰ってくることができた。


今回の台南出張は、研究面では2回発表ができたし、研究打ち合わせもがっちりとできたので良かった。今後は一緒に研究する機会が作れることと思う。
また、台南の人は基本的に親切でとても過ごしやすかった。
チャンスがあれば、また成功大学に行ってみたいと思う。

2011年4月15日金曜日

台南(7分の6)発表ふたつ目と観光とちょっとしたミス

今日は、午前中に2個目の発表があるので、朝ごはんは軽めにした。

成功会館の朝ごはんも結構美味しいが、グレープフルーツジュースが美味しい。
酸味が強くなくて、ぐんぐんと飲めてしまうので、ついつい飲み過ぎないように注意が必要だ。
そうそう、成功会館に限らず、台南はホテルの部屋が広い。東京で同じ値段の4倍程度は広さがある。
かなり快適に過ごせる。
なお、同じ台湾でも台北はそんなにまでは安くないらしい。

















今日の発表は9時からで2時間。
台湾の大学はひとつの授業が2時間の枠になっているらしく、発表についてもそれにあわせてスケジュールされたようだ。
今回は2回目の発表ということもあって、一度目よりもいい発表にできたのではないかと思う。
終わった後に、発表資料をもらいに来てくれた学生も増えた。
もちろん、まだまだなところもあるので、これからもっといい発表にしていきたいと思う。

これで、今回の大まかな仕事(obligation)は終わったので、ほっと一息である。
数学科の部屋を借りているのも終わりになるので、事務室へ鍵を返却する。

午後は、またもや観光に連れていってくれた。
まずはレストラン。ここのレストランは台南公園のもう少し北にあり、お店の名前もひかえてきた。
建物は日本時代の家屋で、昔建っていたものを保存を兼ねてこちらに持ってきて、レストランにしているらしい。















食べたのは、スパゲッティのセット。まずはコーンスープ。パイが上にかかっているタイプである。














そして、こちらがシーフードチーズスパゲッティ。
味は抜群だが、チーズがたっぷりなので、かなりお腹にガツンと来る。
発表も終わって少し疲れ気味だったので、全部までは食べきれず、ちょっと残念。















今日はだいぶ気温が上がったので、昼過ぎまでこのレストランで「台湾の大学はどうなのか?学生は?」などを話して過ごす。
日が傾いて涼しくなってきたところで、観光へと出かける。

まずは、国立台湾文学館。
台湾は大まかに言って「中国と一緒になりたい」台北と「完全独立したい」台南、と政治的には難しい部分があるが、台湾独自の文化となるこの文学館は台南にある。
文学を通して、どういった作家が人気があるのか、ということや、日本占領と国民党政治などいろんなことを大学の先生に解説してもらった。
非常に勉強になった。ただ、日本占領のあたりを聞くのは、やっぱり気まずい気もした。
ちなみに、文学館の展示の説明自体は中国語と英語である。






























そのあと、歩いて孔子廟へ。ここは50元の入場料であるが、台南市民は証明書を見せると無料らしい。
中央の建物の中には、清朝の皇帝から送られてきた大きい看板が飾られている。















億載金城では、昔の大砲のレプリカが置かれている。
日本の五稜郭に似たような雰囲気の建物らしい(私は五稜郭はまだ行ったことがないので、ダイレクトには比較出来ないが)。

そのあと、安平の公園へ。
大天后の大きな像が建っており、周りは散歩するおじいちゃんや孫などが多かった。
またチャンチョンゴンの乗った船の再現版もあった。




































更に移動して安平樹屋へ。


この建物は、放置されているうちに建物と根が一緒になってしまったものらしい。


5:30 に閉館のところを 5:30 になんとか入れてもらって中を見学させてもらうことができた。


これもいいモノをみることができた。
















なお、安平は台南の中でも古い地域であって、台湾でもっとも古い商店がある。


また、安平のなかの地域名「Tayoyuan」 が「台湾」の語源の一つであるらしい。

いろいろと案内してもらって、最後にホテルへと連れ来てもらった。


最後に「日本にきたら、絶対連絡して」と言って、大学の先生と別れる。





時刻としてはまだ7時ちょっとすぎだったので、夕飯を探すたびに出る。


またローカルなレストランに入ってみたが、ここでちょっとしたミス(?)が発生。




料理は注文したけど、台所(?)には小学生っぽい子供がひとりだけ。


10分以上も結局料理はスタートせず。


しょうがないので、親が出てきたところでキャンセルして別のお店を探すことにした。


言葉が伝わらなかったので、どういう理由で料理が始まらなかったのか良くわからない。


もし、また成功大学に行くチャンスがあったら、できればまた行ってみたい。


(そのときは中国語がうまくなって)




厨房は男の子だけだった。














次の朝に気になったのでもう一度行ってみたけど、朝なのでお店は閉まっていた。

かなり気になる。

場所は、大学路と勝利路の交差点から、勝利路を南下して30mぐらい。

品田牧場の道向かいのあたり。








結局、もう一軒探して、今度は豚のパイコーのご飯にする。パイコーはシンプルな料理ながらも美味しいと思う。

ここのパイコーのご飯のセットは40元と台南でもさらに安く、パイコーは薄くてハムのようだが、衣に味付けがされているらしくて、これはこれでアリだと思った。















ちなみに、お店の概観はこんな感じで、中央に写っているおばちゃんが一人で切り盛りしているお店である。

近くの学生は勝手知ったる様子で、ぽんぽんと注文して行くが、自分は一つ一つ指で注文である。
こんな雰囲気のお店がズラーっと並んでいるのである。















2011年4月14日木曜日

台南(7分の5)学生との打ち合わせと大学博物館

今日は、午前中に学生と打ち合わせ。
こちらで今まで実装していたプログラムを参考にする、ということなので、Windows 上でコンパイルをしてみたがうまく行かずに手こずる。
どうやら MatlabR2010a では Visual Studio 2010 を公式にはサポートしていないようで、Matlab の mex -setup が Visual Studio 2010 を認識できないようである。
これについては、
http://www.mathworks.com/support/solutions/en/data/1-D5W493/?solution=1-D5W493
にあるパッチを当てて回避できたが、このパッチを見つけるまでに1時間以上もかかってしまった。
でも、コンパイルできてからは特に問題なく打ち合わせを進めることができたので有意義であった。

ところで、今日はお弁当がない予定だったので、学生に「どこのレストランが美味しいか」とか聞いてみたのだが、その話をし終わったあたりに、予想外にもお弁当が到着した。学生に教えてもらったお店は夕飯のときに行ってみることにした。

台南はお弁当でもおかずがバラエティがあって楽しめる。一つ一つのボリュームは少ないけど、種類が多いので、日本で言う幕の内弁当のような感覚である。















午後にお腹がいっぱいになったところで明日の発表の練習を一度切り上げて、大学の博物館を見学に行ってきた。数学科の建物からはざっと100mぐらいしか離れていない。博物館の建物は、昔は学長が使っていた建物で、さらに元々はこれも日本人が建てた建物ということ。
建物の中には、キャンパスの散歩マップみたいなものも置いてあるので、これをもらって散歩をするのもいいかもしれない。(いくつかモデルコースが掲載されていて、もっとも長いコースでは3時間程度でキャンパス内を網羅できるようになっているみたいだ。)















台南の自然環境と生態系に関する展示や有名な航空研究の先生の展示があった。















ほかにも最初から台湾に住んでいた人たちの民族的なモノも展示されていて、これらも面白い。















説明は中国語と英語だが、それほど難しい英語は使っていないし、中国語も漢字を読めばだいたい雰囲気がわかるので、かなり楽しめる。

発表の準備も終わって、今夜も夕飯の旅に出る。
学生街を歩いていると、さすがに学生街らしくマンガなどのお店もある。















ところで、お昼に学生に教えてもらったお店は「品田牧場」と言って、日本のとんかつ定食のレストランなのだが、ここは行ってみたところ混んでいて入ることができなかった。外からお店の中を見てみるとお客さんでいっぱいであり、とても繁盛しているようだった。


そこで、今度は屋台のほうへといったところ、午前中に打ち合わせた学生に偶然にもあった。
「レストラン、混んでてダメだった」とか少しだけ立ち話をして、また夕飯を探す旅に出る。

今回はレストランがダメだったので趣向を変えて、いくつかのお店で買ってホテルに持って帰って食べる作戦に。
まず1軒目はおでん。
台湾でもコンビニや屋台でおでんが売っており、「関東煮」という名前になっている。
1個5元ということで、お店のおばちゃんにまたも指で指し示しながら、なんとかテイクアウトする。
どうやら、このお店は最低7個が決まりのようで、5個だけ入れたら「あと2個」みたいなことをいうので、あと2個追加した。
このあたりまで来ると、「シェイシェイを言ってちょっとスマイル」すれば、たいていのことはなんとかなる、ということを学習する。





























あともうひとつは、大学路と勝利路の交差点にある牡蠣が入ったラーメンを買う。
こっちは大と小があったが、今回は小(35元)にしてみた。































早速、ホテルに持って帰って食べる。
おでんは、だしが東京とはまた少し違うが、もうちょっと濃い感じである。

あと、牡蠣のラーメンはこれはかなりおススメである。

にんにくが効いているし、麺も細麺でスープとあっていて美味しい。
















台南の場合、1食で、

レストランだと 300 元ぐらい。

ファーストフードだと 100 元から 150 元ぐらい。

屋台だと1品 30 元ぐらいから 50 元ぐらいで、だいたい2,3品ぐらい食べる。

となっていて、お店によってだいぶ値段に幅があるのだが、値段と味は比例しないので、安くても美味しいお店があちこちにあるらしい。








2011年4月13日水曜日

台南(7分の4)発表ひとつめ

今日は朝から「おひさま」を2本立て続けで見る。
これが時差の関係で7時スタートなので、身支度をしながら見て、見終わったところで朝ごはんを摂りに行く。
今日は、午後に発表があるので、軽めの朝ごはんにする。
















9時ぐらいに、大学に登校。
なお、ここのキャンパスは道路を挟むごとにキャンパス名が変わる。台南駅に一番近いのは「光復キャンパス」で、大きな木もここにある。














そこから勝利路をはさんで東側にあるのが「成功キャンパス」であって、ここに滞在している数学科がある。















午前中はだいたい2時間ぐらいじっくりと練習できたので良かった。
お昼にはまたお弁当をもらう。
ところで、このお弁当は自分の分だけを買ってきてもらっているわけではなく、委員会などの打ち合わせのときのお昼とあわせて買ってきているらしい。
台湾の大学では、ほとんどの打ち合わせはランチタイムに行うようである。

今日のお弁当はフルーツがなくなったが、その代わりなのかスープがついている。おかずがバラエティに富んでいて楽しめる。午後の発表も考えて、だいたい3分の2程度を食べて、残りは冷蔵庫へと対比させておく。
















14時から16時までは、発表。

学生が聞きに来てくれたということで、だいたい20人から25人程度。

簡単な内容からスタートして、後半はかなりテクニカルな内容に。

それなりに練習してあったので、しゃべることはできたけど、後半になると疲れから英語がうまく話せなくなってしまった。

もうちょっと英語を使い続ける体力をつけるほうがいいかと思った。



発表の後、軽く研究内容について打ち合わせをして、そのあと市街地の観光へと連れて行ってもらった。

車に乗って西門円環に移動して、そこで「赤崁楼」を外側から見学する。

皇帝からの亀の贈り物についてのエピソードなどいろいろと教えてもらったが、この贈り物のエピソードは結構面白かった。



そのあと、屋台で田うなぎの麺を食べる。スープが日本のインスタント焼きそばのスープにそっくりの味だったが、麺はかなりちがかった。

















更に屋台を変えて、今度は台南のガイドブックには必ず掲載されている「タンジー麺」を食べてきた。
50元で150円と安いが、これはボリュームも小さく、速い人なら1分で完食できる量である。

基本的には、「どんべえ」のミニと同じぐらいのボリュームである。
麺はビーフンのにしてもらったが、これは魚介系のうまみが詰まっている分スープが美味しい。































このあと、散歩がてら近くをぶらぶらとすると成功小学校がある。

今回お世話になった先生のうちのひとりは、ここの卒業生でもあって、このあたりは慣れ親しんだ場所らしい。


そのあとで、関羽を祀った祀典武廟と大天后宮も見学する。

それぞれについて解説もしてもらって、にわか台湾学者になった気分だ。


車でまた移動して、安平の近くの運河に連れて行ってもらう。

散歩をしながら、「5階ぐらいの高い建物はそれぞれで一個の家族用」など、台湾ならではの知識も教えてもらう。


2011年4月12日火曜日

台南(7分の3)打ち合わせの日

今日は朝6時30分と思って起きてみたら、実は5時30分だったので、もう一度寝なおしてみた。
なお、日本と台湾の時差は1時間。
今回宿泊している成功会館はNHKが写るので、ホテルにいるときはNHKで日本についての情報収集をする。

昨日の打ち合わせにつづいて、今日も10時から2時間打ち合わせ。
今までの実装については、ヒューリスティクスが入っている部分が多いので、そういった内容についてもいろいろと議論をする。

あと、今回の滞在では基本的にお弁当を出してくれる、という至れり尽くせりの状態であって、お弁当もご飯+おかずだけでなく、台南らしくフルーツまでセットである。
美味しいし、ボリューム満点でお腹がかなりきつい。
















午後も別の建物で打ち合わせをしたが、今まではこちらの状況を話していたが、今回は逆に聞く立場である。お腹がいっぱいで睡魔との闘いをしつつ、今までの研究の流れ、その周りでどういった研究がされているか、などを教えてもらう。
このようなサーベイは時間がかかるので、一度に教えてもらえると効率的であって、とても助かる。

2時間ぐらい打ち合わせた後に、大学のキャンパス内を案内してくれた。
成功大学は、もともと日本軍の関係の建物が中心となってできたため、古い建物はだいたい日本が建てた建物である。感覚的には4分の1ぐらいは日本占領時代のモノがそのまま使われているのでは?と思うが、どうやら日本が建てたモノは壊れにくく頑丈なので、ある程度の改修でそのまま使っているらしい。

このキャンパスには、大きな木があって、台湾の保険会社のひとつではこの木を会社のシンボルにしているらしい。近くにあった説明文を読んだところ、どうやら昭和天皇が皇太子だったころにここに来たことがあったらしい。大きいだけあって、樹齢も相当なようだ。
















ほかにも蒋介石の像があった。蒋介石の像は昔はもっとたくさんあったそうだが、今は少なくなってきているらしい。
















今日は合計4時間以上の打ち合わせで体力的に疲れたので少し早めに下校(?)して、大学にある本屋さんをのぞいてみた。中国語の本や洋書など、さまざまな本があり、分野ごとにも本がそろえられている。なかには日本語検定の本もある。

夕飯については、また夕飯を探すたびに出て、今回は長栄路三段にあったファーストフード系のお店に挑戦。
レジにいた学生のアルバイトぽい人は英語が通じず、こちらも中国語がさっぱりなので悪戦苦闘するが、メニューを指で指したり、テイクアウトなんだというのを強調しまくったりで、なんとか購入することに成功。
大学ではそこそこ英語が使えるので苦労しない分、夕飯が一番のハードタイムである。
結局購入するまでに5分以上かかったが、最後に「シェイシェイ」と言ったら、向こうの人もホッとした様子であった。















今回のはセットメニューで、パイコー麺+スプライト+キムチである。これで 129 元。ざっと400円弱である。
麺は美味しかったが、キムチはかなり辛かった。中華料理系の人向けの辛さなのだと思うが、これは辛かった。
















あと、大学の先生のお母さんが作ってくれたと言う粽をもらったので、お腹いっぱいだけど食べた。
これは麺とは違うが、これはこれでとても良かった。















2011年4月11日月曜日

台南(7分の2)研究打ち合わせスタート

今回泊まった成功会館は朝ごはん付の宿泊になっていたので、まずは朝ごはんから食べに行く。
中華、洋食、ベジタリアンと一通りバイキングで取れるようになっている。
個人的には、ご飯に乗せて食べる豚肉のしょうゆ煮込みのようなものが美味しかった。
ぜひとも日本にも欲しい。
















9時ごろになって、大学へと登校(?)。
大学の周りにはサンドイッチやさんなどがお店を出しており、学生が列を作っている。
なお、登校してくる学生にもスクーター利用者はかなり多い。
















ここが数学科の建物で、今回滞在させてもらった部屋はこの建物の3階にある。























午前中は、インターネットへの接続を確認したり、発表資料の修正などが問題なく行えるかなどのチェックをした。



お昼時になったときに、大学の先生に今度はローカルなレストランにつれて行ってくれる、というので、車に乗せてもらって台湾の市内へと向かう。


車内では、台湾の歴史などについて教えてもらった。もともと台南は台湾の首都だったので、日本で言うと京都に近いような立場にある。また、成功大学の成功は「success」ではなく、台湾からオランダ人を追い払ったチェンチォンゴンの名前に由来している。




そうこうしているうちに、民生緑園のサークルへ。台南市街には地図で確認するだけでもわかるが、いくつかのサークルになっているところがあり、ここは駐車場も兼ねている。ここで車を降りて、小さい屋台が並んでいる道を歩く。




そのうちに、小さいお店で先生が料理を注文するが、なぜかすぐに別のお店に入って、そこに座ってまた注文をする。すると、最初のお店の人がこっちに料理を運んできてくれたのである。


台南は小さい屋台がいくつも並んでいるが、それぞれのお店はレパートリーが少ない。そのかわり、数軒先までは届けてくれるようになっているらしい。


たぶん、中国語が自由にできるとそういう注文の仕方もできるに違いないが、自分の中国語のレベルではまず無理だ(ニーハオとシェイシェイしか通じなかった)。

今回は魚のスープと牡蠣のオムレツをいただいた。


魚も牡蠣も台湾で養殖しており鮮度がいい、ということもあって、これまた美味しい。


ちなみに、牡蠣のオムレツは50元、魚のスープは30元と両方あわせても240円程度である。





















また車に乗って、今度はフルーツを食べに行くという。
別の屋台のところで、トマトを食べる。ソースにしょうがが入ったりしていて独特であるが、これがフルーティなトマトにはよくあう。日本では売っていないタイプのトマトかと思う。

















なお、つれて行ってくれた先生はかなりの美食家のようで、ここのお店ではいろんなフルーツをオーダーしてオリジナルジュースを作っていた。あとで飲めるように、ともう1個作ってくれたので、ありがたくもらってきた。
















午後は、研究内容についての打ち合わせ。基本的な定式化から始まり、どのような応用があるのか、などを話して、そのあとでどういった点で共同研究ができそうかをだいたいリストアップした。

また、別の研究内容で SDP が使われている例なども教えてもらったので、これについてはまた調べることとしたい。


夕飯については、今日は一人なのでホテルから道を挟んですぐにある、屋台がたくさんあるところをとりあえず彷徨ってみた。

ここもスクーターが多いが、段々と慣れてきたのでスクーターを避けられるようになってきた。ただ、排ガスはかなりきつい。
















おそらく、ここの一角だけでも100か200ぐらいの屋台があって、どれを選んだらいいのか難しい。
良くわからないが、お弁当っぽいのをお店で食べられるところがあったので、そこにしてみた。

お店では日本語も英語も通じないが、こっちも中国語ができないので、ジェスチャーでなんとか注文する。基本的には、メインのメニューで値段が決まって、あとはおかずを何種類か選ぶタイプのようだった。豚肉のパイコーが乗っているものを選択して、おかずは台を見ながら指で指してお願いする。

これでスープ付で 55 元。

お弁当で買っていく人もいるが、今回はお店の奥にある机で食べてきた。
















パイコーは意外と身が厚くて、味もしっかりしていて美味しかった。

正直言って、55元でどうやって元がとれるのか、原価割れを起こしていないか心配になるほど美味しいのである。


お店はこんな感じで、大学路と勝利路の交差点から大学路を台南駅の方に歩いてすぐのセブンイレブンの角を左に入り、3軒目か4軒目ぐらい。ここの屋台は家族経営らしく、保育園ぐらいの子供たちがとなりのテーブルでけんかをしていたりなど、こういった小さいお店ほど日本との違いがあって面白い。