2011年4月10日日曜日

台南(7分の1)台南まで行こう

今回は台湾にある成功大学に行って、2回の研究内容の講演と、それにあわせて研究打ち合わせを行うことになった。
成功大学は台湾の中でも台南にあるが、台南への行き方はローカル線ができた関係で、地球の歩き方などのガイドブックではまだ更新されていない部分があるので、ここでは台南への行き方をある程度まとめておく。


今回は台湾の航空会社のエバー航空で羽田空港-台湾松山空港の路線を使うので、まずは羽田空港へと向かう。羽田空港へは、蒲田駅からシャトルバスを使うと25分程度で国際ターミナルへと到着する。














羽田空港は国際ターミナルが新しくなったが、国際線そのものは多くないのでチェックインはほぼ待ち時間無しで簡単に通過できる(エバー航空のエコノミークラスは、チェックインに並んでいる人が0だった)。ほぼ国内線と同じぐらいの感覚である。かなり便利になったものだ。














国際ターミナルは新しいだけでなく、セキュリティゲートを通る前にいろいろとお店があるので、飛行機に乗らなくても観光としても楽しめる構成になっている。














今回乗るエバー航空は機体が緑な感じである。フライトナンバーは BR 189 であった。飛行機は地震の影響もあるのか空いており、だいたい 40% 程度の乗船率といったところであった。














エバー航空の機内食はアメリカ系の航空会社に比べるとボリュームでは劣るが、それぞれが美味しい(特にフルーツ)。飛行機に乗っている時間も3時間30分と短めであるため、これくらいのボリュームがちょうどである。今回は飛行機の中で発表資料のチェックなどを行った。














台湾の松山空港は台北の市内にあるため、ビルなどがかなり近くに感じられる。














松山空港は台湾国内便とすこしの国際便であるため、immigration などは混雑しておらず、簡単にパスできる。日本からの観光客も多いので、日本人にとっては、かなり楽にできているようである。

さて、台北から台南へと向かうには台湾高速鉄道を使う必要があるが、松山空港から台北駅へは少し離れている。地下鉄(MRT)を使う手もあるがスーツケースが大きいので、今回はタクシーを利用した。
空港の税関の出口を出ると、空港の建物の中ですぐの左手にサブウェイがあり、そこの角を右に曲がるとタクシー乗り場である。タクシーでは女性ドライバーであったが、英語と日本語は通じなかったが、「台北駅まで」と中国語で書いたメモを見せたらまったく問題なかった。高速道路などを経由して、およそ20分程度で台北駅へと到着。180元であった。台北駅ではタクシーは東口に到着するので、ここから入って、左手が高速鉄道、右側が在来線である。















台北駅では、地下1階が改札口、地下2階がプラットホームである。
自動券売機は地下1階にあり、これは英語のメニューに切り替えるボタンがあるので大丈夫だった。
台北から台南までは1305元であった。















チケットにも書いてあるが、自由席は10号車から12号車。高速鉄道は12両編成なので、台南に向かうときには一番後ろの方の車両が自由席である。
チケットの裏側には大きく矢印があり、改札を通るときにはこの矢印を表にして改札ゲートの機械に通すことになる。

なお、高速鉄道は日本の新幹線のように各駅停車ではないものと各駅停車のものがあるが、台南に止まるのは現状では各駅停車だけなので、間違えないようにする必要がある。(そのうちに駅が新設されていくようなので、このあたりは将来的には変更される可能性あり)。
時刻表については、
http://www.thsrc.com.tw/jp/?lc=jp#
で確認できるし、台湾の鉄道は時間に正確でもある。

台湾の高速鉄道は、車両が日本の新幹線と基本的に同じで、色違いである。














なお、終着点となる高雄の駅名は「左営」であるため「左営行き」となるが、南向きと表現されていることもある。














中は漢字が違うことを除けは、ほんとに日本の新幹線そのものである。各車両の一番最初と一番最後にスーツケースなどの大きな荷物を入れるスペースがあるので、そこに余裕があればスーツケースを入れておく。なくても、通常の座席のところに持って行っても大丈夫である。















高速鉄道は安定しているので、中で思いっきり眠ってしまった。14:36 に乗車で16:21に下車。時刻表どおりである。
高速鉄道の台南駅は、台南市街とはかなり離れているので、ここで支線に乗り換える。この支線はできてまだまだ新しいが、これができたおかげで楽になっている。その代わり無料シャトルバスはなくなっているので、注意が必要である。
高速鉄道の台南駅ではプラットホームは地上3階に位置している。ここからエスカレータで一段降りると支線への指示があって、改札口も地上2階である。
















改札口を出たら、すぐに左へと向かい、2階のまま道なりに進む。支線の改札口も2階にあるので、150mぐらい進むと改札口が見えてくる。
改札口の右側に自動券売機があり、その上に発車時刻が表示されている。
支線のダイヤは
http://www.railway.gov.tw/en/
にあるTime Table から確認できて、From に「Shalun Line」の「Shalun」、To に「Tainan」の「Tainan」を指定すれば良い。ここは各駅停車しかないので、Train Types は「Ordinary」となる。
高速鉄道の台南駅からは30分ごとに出発しており、全部の列車が在来線の台南駅へと向かうが、台南駅が終点となる電車とそこから先に行く電車がある。
高速鉄道から支線への乗り継ぎは10分程度になることがあるが(今回は9分だった)、自動券売機でもたもたすると時間が足りなくなる可能性があるので、高速鉄道から降りたらいち早く乗り換えるか、逆に1本乗り継ぎを遅らせるのが良い。
自動券売機は中国語であるが、在来線の台南駅の部分はわかりやすく色がついていた。
ボタンは「枚数(一張とか二張とか)」「特急かどうか(ここでは各駅停車の「区間」を選択)」「大人(全票)か子供(該童)か」「行き先」と4箇所押す必要がある。
なお、今回は25元で、乗車時間は22分。ここも時間通りである。


































在来線の台南駅のプラットホームへとつく。
ここはエスカレータが見つからなかったので、スーツケースを抱えて階段を降りる。














なお、台南駅はメインとなる西口と裏口に当たる東口があるが、構造上、 一度改札を出てしまうと反対側に行くのは大きく迂回が必要となるので(15分はかかるかも)、西口と東口は改札を出る前に確認したほうが良い。

今回は成功大学に近い東口から出た。東口にはシャングリラホテルがあり、台南駅の近くではこれが一番高い建物のため、ランドマークとして利用しやすい。















台南駅東口から歩いて8分ぐらい、今回の宿泊先となる成功会館へと到着。
なお、台南市街はスクーターが非常に多く、屋台などの関係で歩道から道路に出て歩くときには注意が必要である。
スーツケースを持ったまま道路を歩くのは、スクーターに接触する危険性があって慣れていないとかなり危険な状態なので、500m以上の距離であればタクシーを利用するほうがおススメである。
(成功会館は大学路と勝利路の交差点にあり、東口から約500m。)
あるいは、高速鉄道の台南駅からダイレクトにタクシーに乗る、ということもスーツケースがあればそのほうがいいかもしれない。
















今回は成功大学の先生にお世話になるので、午後6時にホテルで待ち合わせて、まずは成功大学の数学科の建物へ。ここで、自分が滞在できる部屋の鍵をもらう。部屋の中のインターネットなどを確認した後、夕飯へと連れて行ってもらう。

お店は長栄路三段のあたりで小道に入ったところにあって、牛肉麺が美味しいということなので、牛肉麺のセットをいただいた。

出汁はサッパリとしているが、お肉も美味しい。あと、台南はフルーツが有名ということで、食事の後にはフルーツが欠かせないらしい。日本だとイチゴとスイカは季節がずれるので一緒に食べることはないが、台南だと一緒に出てきたりするのが面白い。あと、セットでも290元と日本円で800円程度と、台南は食事が全体的に安い。
















このあと、ホテルまで送ってもらって(まだ地理が良くわかっていないので)、そのあとでミネラルウォータを買いに少し出かけた。成功大学のあたりは学生街を形成していて、屋台も数が多い。あと、屋台は道路に面している表側のほかに裏側に通路があって、ここが一種の歩道の役割をしている。ここを歩くとスクーターからは安全である。

また、このあたりはセブンイレブンが少なくても3軒はあり、かなり便利である。
ミネラルウォーターも500ml で 18 元(50円程度)と安めである。

0 件のコメント:

コメントを投稿