2010年7月11日日曜日

Erice 2010 [11/11]

結局、飛行機では2時間ほどしか眠れず、あとは目を瞑って耐えた。
となりの人が iPad を持ってきていて、これがかなりの明るさで頑張っているため、余計に眠れなかった。
ちなみに、帰りも乾燥が厳しく、4時間程度でのどぬーるマスクも乾いてしまった。ただ、エコノミークラスではドリンクバーが後ろに設置され、好きなときにジュースを飲めるようになっており、ここにあったミネラルウォータでマスクに水分を吸収させることに成功。行きよりもだいぶ楽になった。

残り2時間になったところで朝食。デニッシュとパン、それにチーズとハムであった。ところが、このパンが驚くほど固い。周りを見回すと、ほとんどの人がパンを諦めている。できるだけ小さくちぎって、水で押し流すようにしてもパンを食べきり、すべて完食。頑張った。

パンの固い朝食

Alitalia 航空のサービスについて記入する紙をもらっていたので、こことばかりにコメントをたくさん書いた。とにかく乾燥がきついのがしんどかった。コメントについては、あとで追加が必要な場合にはメールで連絡が来るとのことであったが、とくにメールなどはその後来ていない。かなり厳しく書いたので、参考にならなかったのかもしれない。

成田にはほぼ予定時刻どおりに着陸した。Alitalia は日本では時間を守るようである。成田の入国審査、税関は一瞬でパスし、無事に京成の電車に乗り込む。日曜日のお昼の時間帯、ということもあって、電車はかなり空いていた。

乗り継いで13時には自宅に到着。エリーチェを出発してから実質的に20時間で到着できる、って考えると地球は小さくなったような気がする。
お昼をガストで食べようとしたら、予想以上に混雑していたので急遽変更してドトールに。タイ風チキンサンドとアイスオルゾーラテを食べる。機内食の後であると、ドトールもとても美味しい。


ドトールにて

そのあとスーツケースを片付けていると4時ぐらいに強烈な時差ぼけが襲来し、2時間ほど仮眠を取らざるを得なくなる。2時間後に起き出して、夕飯こそは、とガストに再挑戦。


はみ出るステーキセット

最後なのでちょっとだけ豪華に「はみ出るステーキセット」にして、これを30分ぐらいかけてゆっくりと食べる。
家に帰ってくると、選挙速報が始まっており、民主党が負けたことが分かったが、スーツケースの片づけを優先することにした。




ここまででエリーチェへの学会参加の記録は終わりである。
写真は撮ってきた部分の一部だけを掲載しているので、他にも入場料についてなども写真を撮ってあるところがある。学会関係の資料(レストランマップ)などはスキャナで取り込んで保存してある。
なお、エリーチェの天気は
エキサイトの天気予報のページ
で見ることができる。

イタリアは、今回始めてであったが、学会で行けるのであれば一度は行ってみるといいと思う。イタリアは歴史が重厚な分、現代科学はいまひとつ重要視されていないらしく、もともと国際学会の数も少ない(レオナルドダヴィンチなどは有名だが、20世紀以降の有名な科学者がさっぱり思いつかない)。チャンスが少ない分、行けるのであれば行ってみるべきである。

あと、イタリアの本場の料理というのは、日本のイタリア料理店で出す料理とはかなり違う。コースの構成からして違いがある。イタリアの場合、フルコースになると2時間は軽く越えるため、日本にはあまりなじまないのかもしれない。
ただし、イタリアの本場の料理が美味しいかというと、そうでもない。素材の美味しさを過信しすぎていて、料理としては未完成なことが多い。たとえば、熱い料理がぬるい状態で出てきたり、ジェラートが半分溶けていたり、ということがかなりあった。まだまだ美味しくできるのであるが、それをしないところがイタリアらしさなのかもしれない、と思ったりもする。

でも、やっぱり一度は行ってみたかった国でもあって、行ってみて良かったと思っている。

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