2012年9月6日木曜日

Ubuntu Unity は結構使いづらい

SDPA のユーザーのメーリングリストで、 「Ubuntu 12.04 でうまくコンパイルできていない」という質問が来ていたので、Ubuntu 12.04 LTS をインストールして確認してみた。
結果的には、SDPA の問題ではなく、MUMPS の Ubuntu パッケージが複数あって、それが分かりづらいところに原因があった。
これは、Fedora などの Redhat 系でコンパイルしたソースをそのまま Debian 系に持ってきたときに、-ldmumps を -ldmumps_seq にする必要があるときがあって(Debian パッケージをそのまま利用するとき)、このあたりが分かりにくさの原因となっている。
この分かりにくさは、Debian パッケージには MUMPS の並列計算用とシングル計算用の両方が含まれていることに起因していて、並列計算用が -ldmumps, シングル用が -ldmumps_seq と Ubuntu のパッケージではなる。両方のパッケージを同時にインストールできるように配慮されているので、その配慮に気がつかないと混乱が続く。

ところで、Ubuntu で Unity を使ってみたが、これが思っていた以上に使いにくい。
Unity 導入以来、Ubuntu から Linux Mint に移行する理由が増えたようだが、一日使ってみただけでも、それなりに分かった。

あとひとつ気になるのが、Unity のドックにあるアイコンである。
Unity は Mac OS を意識して作られていると思うが、アイコンも iPad などのアイコンのように四角で角が丸くなっているアイコンになっている。
最近の Apple の訴訟のニュースなどからすると、Unity のアイコンも訴訟の対象になりうるのでは?と、OS の性能とは関係ないところで気にもなったりする。
そもそも、Apple のアイコンの訴訟は「デザイン」についてであって、アイコンなどのデザインが「どこまでが模倣か」を判断するのはかなり難しい。
ただ、Unity はドックがあったりするので 「Mac OS を意識した」と言われたら反論しづらいかとも思う。

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