2011年2月16日水曜日

latexdraw

今まで TeX の図は tgif で作っていたが、TeX には picture 環境があって tgif のように eps にしなくても簡単な図であれば書くことができる。
ただ、picture 環境をそのまま座標とかの数字をいじるのはきついので、latexdraw を使うことにした。
これだと、eps と違って tex ファイル(文字ファイル)で生成されるので、git などでの管理も容易になるはず、というメリットもある。

latexdraw は Debian, Ubuntu ならパッケージになっているので、簡単に導入することができる。
ただし、latexdraw は dvipdfmx を通せないので、\documentclass などで dvipdf などを設定しているときには dvips にする必要がある。また、pdf にするなら ps2pdf である。

また、Ubuntu の dvips はそのままでは日本語が通らないので、
$ sudo add-apt-repository ppa:cosmos-door/dvipsk-ja
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install dvipsk-ja
$ sudo apt-get install ptex-jisfonts cmap-adobe-japan1 gs-cjk-resources ghostscript
$ sudo jisftconfig add
とすると、dvips で日本語を通すことができる。
ただし、Debian ではこの方法は通じない。Debian では cidfmap に Ryumin-Light (Ryumin-Light-Hではなく、Ryumin-Lightを書くのがポイント)の行を書き足す必要があるのだが、他にもいろいろと作業をしてしまったため、どれが本当に必要なのかよくわからなくなってしまった。(Debian では dvipsk-ja は更新されていたので、ppa を追加しなくても大丈夫であった)

なお、latexdraw で生成したソースは、そのまま tex ソースにコピーペーストできるが、これはpstricks としてエクスポートしておくと、あとで latexdraw にインポートしなおせるので便利である。tex では \input があるので、これを利用するのがスマートでもある。

ちなみに、Ubuntu の LXDE では、いまは emacs が Arithmetic Error というエラーで起動できない。すでにバグ報告がされているので、そのうち修正されると思われる。
また、LANG=C をつけたまま日本語ファイルを扱うと、読み込んだときに文字化けを起こす。通常 ssh でログインするときには LANG=C のほうが便利なのでそうしていたが、意外な盲点であった。


今日の作業内容:dvips 文字化け対応 4h + 海外出張準備 2h
今日のランチ:四川 鶏白菜春雨うまみ煮
明日の予測作業時間:5h

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