2013年10月7日月曜日

INFORMS@ミネアポリス(3日目)

今日は、時差ぼけの影響が出てきたのか4時30分ごろに目が覚めてしまい、6時ぐらいまでベットでゴロゴロして過ごした。昨日の夜に食べすぎたために、朝ご飯がおなかに入るスペースがなかったので、家で持たせてもらったインスタントチャイをお湯を沸かして飲んでみた。おなかもポカポカになったりで、ぴったりの朝ごはんであった。

午前中のセッションは、MA59のセッションを聞いてみた。電気自動車について、電気スタンドを街のどこに置くべきか、などを数学的にどう定式化してどのように計算をするのか(整数計画問題で行くのか、ヒューリスティクスで解いていくのか)など複数の視点から複数の解き方があって、面白かった。また、suboptimization という捉え方は知らなかったので、これについては自分で調べてみようと思う。

また、プレナリーについては、ORがどう役に立っているかをいろんな例で示しているが例が増えすぎてしまって逆にわかりづらくなってしまって、よくわからなかった。

そのあとでMB03でセンサーネットワークの話を聞いてみた。すでに行われている研究と同じ内容で、これといって新しい点がなかった。INFORMS は発表件数が多いので、一日で聞いていても玉石混合なイメージがある。

ところで夕飯を簡単に買ってみようと思ったが、これが意外と難しい。スカイウォークは完全にビジネス街で5時ぐらいで店が閉まるところがほとんどで、会議の終わった後にも唯一あいていたサブウェイも本来は閉まっている時間みたいなので、後片付けの時間だったらしく、カードだけで現金は受け付けず、夕飯を購入はできず。

ニコレットモールをだいぶ南にいったところで、メキシカンのCHIPTOLEというファストフードが午後10時まで空いていてくれたので、ここで無事にタコスを買ってこれた。ここのお店は、タコスにしても、ほかの人が頼んでいたブリトーにしても包む皮に収まりきらないボリュームになっていて、そのあたりが面白い。

ホテルに戻ってきて、18チャンネルをつけると INFORMS TV になっていた。今回の Hilton ホテルはセッションなどの一部が行われていて、テレビの1チャンネルが会場で撮影した映像などを流しており、プレジデントのインタビューがテレビで流れたりしていた。

タコスは、久しぶりの生野菜でよかった。アメリカの食事は、海藻類やキノコ類がほとんどなく、野菜やフルーツも限定されるので、外食で健康的な食事を摂るのがなかなかに頭が痛い。アメリカに来ると、日本の生活水準が高いことが良く分かる。

ライトレールの駅まで行ってみた

夕飯のタコス

ホテルで見ることができた INFORMS TV


2013年10月6日日曜日

INFORMS@ミネアポリス(2日目)

今日は、起きてみると思っていた時間よりも過ぎていたので、すぐに着替えて会場へと向かう。外は結構寒いようだが、スカイウォークの中を歩くことができるので寒さを感じることなく、コンベンションセンターまでたどり着くことができた。

今日はいくつかのセッションを聞いてみたが、chance constraint を含んだ最適化の話がいくつか気になった。確率的な制約を入れて問題を定式化すること自体はすでに行われていると思うが、それが Mixed IP に変形されていたりして、細かい定式化はあとで確認する必要があると思うが面白かった。いくつかの発表では、すでに論文になっているものもあったので、発表者のホームページから論文を見つけられるか確認してみようと考えている。

今日の午前中は自分の発表もあった。初日からということで英語に慣れていない点もあったけど、なんとか発表も質疑応答もそれなりに形になっていたのでほっとした。あと、質疑応答で今まで自分で把握できていなかった情報も得ることができたのでよかった。

お昼は、雨が降っていたので、またもやスカイウォークがつながっているHyatt のホテルに移動して、ターキーサンドを食べてきた。昨日・今日とサラダ続きだけど、おかげで体調がいいような気がするので、この調子で体調を維持したいところだ。

また、夕飯はウェルカムレセプションで、アメリカのレセプションだから料理をあまり期待せずに行ったら、立食ながらもお肉だけでなくブロッコリーなどもあったりで、それなりにバランスをとることができていてよかった。また、受賞発表のあとにはデザートもあり、そちらもケーキを含めておなか一杯になってしまった。

あとは、部屋に帰ってきて、今日のセッションで得た情報などをリストにまとめたりなどしてみた。

ターキーバーガー

ウェルカムレセプションはオリーブとかもあって美味しかった

デザートも食べておなか一杯



2013年10月5日土曜日

INFORMS@ミネアポリス(1日目)

(このブログでは、日本人は登場しないことになっているので書いていませんが、INFORMSには日本からも参加者がもちろんいます。)


INFORMS への出張のために、今日は11時に家を出て、電車を乗り継いで日暮里駅に。今回は初めてスカイライナーに乗ってみた。スカイライナーは日暮里を出ると次が第2ターミナルビル、とのことで、やはり速い電車だった。13時03分には無事に成田第1ターミナルに到着して、デルタ空港で荷物を預け入れ。先にチェックインをインターネット経由でしてあったので、このあたりは楽だった。

少し早めだったので成田空港の中をブラブラとして、1時間ぐらいしてからセキュリティチェックを通って16番ゲートへ。15時50分発のDL622の搭乗が15時ごろから始まったが、ドアが閉まるのは定刻どおりなので、ビジネスクラスの人は飛行機の中で1時間ぐらい待機しているような状態だった。席に座っていると、隣の中国人ぽいの人から席を替わってほしい、とあったので、よくよく見ると彼の妻らしい人がこちらを見ているので、席を替わることに。通路側で予約してあった席だったが、まぁ、夫婦で離れたくない、ということなのだな、と思って席を交換。

飛行機は予定通りの時間に離陸。最初はちょっと揺れもあったけど、機内食に。機内食はチキンのトマトソースを選択してみた。メインはありふれた味付けだったけど、前菜にあたるエビとクスクスが酸味が効いていて美味しかった。機内の映画は「グレートギャッツビー」を見てみた。前に宣伝で見たときは派手なパーティーの印象が強かったので、派手な映画かと思っていたら、ギャッツビーが思っていた以上に繊細な人間だった。最後の展開は予想してなかったけど、どこかできちんとした終わりがないと登場人物が収集つかないことになっていたかもしれない。大人の味わいのある映画だった。

うつらうつらとしたあとにスナックでチョコスナックとサンドイッチのダブル炭水化物を食べて、またうつらうつらとする。朝ご飯は「和風野菜焼きそば」となっていたので、オムレツではなく焼きそばを頼んでみたが、野菜が見当たらず。かろうじてもやしとキャベツがあったが、ソースの色に埋もれていて発見できていなかった。あと、この朝ご飯のときは飛行機の揺れが大きくて、コップに入ったお茶を押さえておくのが大変だった。

飛行機は、予定時刻よりも20分程度早めにミネアポリスの空港へ。ほかの飛行機と重なっていないためか、入国審査も税関も空いており、15分程度で通過できた。入国審査は、滞在目的と滞在日数だけで済んだので、ほっと一安心だった。

空港からホテルへはシャトルバンに乗って、だいたい30分。5泊のお世話になるヒルトンホテルに到着。荷物を置いて、さっそくコンベンションセンターまで行ってレジストレーション。今回はバッグの中身は、プログラムと地図とバッジのシンプル構成であまり荷物が嵩張らずに良かった。

ホテルへの帰り道で、どんなお店があるのかを下調べのために散策。TARGET というお店の中がスーパーとホームセンターになっており、これで当面の買いものには困らなそうだ。また、近くで大きめの本屋さんも発見。ミネラルウォーターを大きいのを買ったので、これを持ってホテルに一度戻ってきて、少し休憩。

7時ぐらいになって、夕飯を探すためにブラブラとする。ここのダウンタウンは、冬が寒くなるので2階でいろんなビルがわたっていけるようにスカイウォークで接続されているが、そこを見てみると土曜日のためかほとんどのお店が閉まっていた。ただ、サブウェイなど入っているので、このあとの食事はここで食べることもできそうだ。

結局1時間ぐらい歩いた後にカフェのようなお店でご飯。スープとサラダのセットにしてみた。
スープはかぼちゃベースでカレーみたいな風味もあって、甘めになっていてそれなりに美味しかった。サラダは、機内食で疲れていた胃にはちょうど良かったかもしれない。夕飯の後はホテルに戻ってきて、明日の発表練習をした。


成田空港からミネアポリスへDL622で

機内食

夜のスナック

朝ごはんの機内食(野菜焼きそばに野菜が見当たらず)

ミネアポリスコンベンションセンターからの風景

Autumn Squash スープとターキーサラダ



2013年10月4日金曜日

YALMIP でもメモリ消費がそれなりにある

昨日 CVX で行っていた定式化を今日 YALMIP に変換してみたが、YALMIP でも、相当なメモリ消費量になっている。
ただ、CVX は SDPT3 に計算が入る前にメモリ不足で力尽きたのに対して、YALMIP は SDPT3 までは呼び出しているので、CVX よりも YALMIP のほうがメモリ消費が抑えられるようだ。

ここから検討するべきは、
(1) そもそも定式化がよくないこともありえるので、定式化から見直す
(2) SDPT3 ではなく、別のソルバーも試してみる
のあたりになりそうである。

今日の作業内容:YALMIP 下調べ 1h + 資料準備 2h
今日のランチ:ココナッツシュガー カオマンガイ
明日の予測作業時間:1h



2013年10月3日木曜日

CVXのメモリ消費が激しい

最近読んだ論文をベースに CVX で SDP を定式化してみたが、異常にメモリ消費をする。
たとえば、120x120 の行列を持っている簡単な SDP  + α だけで 4GB 以上のメモリが消費される。
表示されるところをみると、変数の数が 7 万を超えてみたり、制約の数も  5 万を超えたりしている。
どこがどうなって標準形になっているかを確認できていないので、はっきりとは言えないのだが、変数の数は異常に多いと感じている。
もう少し具体的な原因を探すか、YALMIP も試すか、の必要がありそうだ。

今日の作業内容:CVX で定式化 2h + 論文読み 2h
今日のランチ:シッダルータ ダルカレー
明日の予測作業時間:5h



2013年10月2日水曜日

timeout

SeDuMi のメモリ測定にあたって、2時間以内でのメモリ最大量を測定しようとしているが、この場合には、2時間でMatlabを終了させる必要がある。

Linux の場合には、timeout コマンドを利用すると、これができる。
$ timeout 30 top -b -d 1
とすると、1秒間隔の top コマンドの結果を30秒間表示できる。
ただ、
$ timeout 30 matlab
とすると、どうもうまくいくときとうまくいかないときがある。
matlab コマンドは実際に起動される MATLAB コマンドのラッパーなので、そのあたりが問題を難しくしているようである。
このときには、a.sh などのシェルスクリプトで Matlab を実行し、
$ timeout 30 ./a.sh
とシェルスクリプトごと30秒で終了させるとうまくできる。

今日の作業内容:PCA 検討 3h + メモリチェック 1h
今日のランチ:らく お刺身
明日の予測作業時間:5h



2013年10月1日火曜日

ibus.el の代わりを検討

ibus.el が IBUS の仕様変更に伴って利用できなくなってしまったため、代替案を検討してみた

1. mozc.el
入力中に変換候補が出てきてしまって、入力に集中できず。
変換候補がスペースキーを押したタイミングで出てきてほしいが、変更方法が分からず。
2. ibus に mozc を登録
LXDE の場合、ibus に mozc を登録すると X がクラッシュするようで、GUI 操作ができなくなる。
ibus の設定から mozc を選択しただけでクラッシュする
(ssh でログインして、killall lxsession すれば、再ログインはできる)
3. anthy.el
変換候補が下のミニバッファーに移動してしまい、視線の移動が頻繁になってしまう。
4. ibus-anthy で直接入力
emacs の変換機能を使わずに(具体的には、XMODIFIERS=@im=noneを指定せずに)、ibus-anthy で直接入力する

結果的に、mozc よりも anthy のほうが変換が自分の場合はスムーズにできる(mozc は自動学習なので、機械任せな人間に向いていて、anthy は人間が学習するタイプである。)ことがわかったので、4 番を使ってみることにした。

こうやって改めて検討してみると、ibus.el がとてもよくできた日本語入力環境であることがわかる。

今日の作業内容:ibus 検討 3h + PCA 論文読み 2h
今日のランチ:味庵 鶏肉の野菜炒め
明日の予測作業時間:5h