2018年3月9日金曜日

TeX の \c, \l をどうにかする

TeX には \c, \l など一文字からなるコマンドがあって、非常に迷惑だったのだが、これを回避できる方法があることが分かった。

そもそものところからいうと、\a, \b, \c などを a, b, c などのベクトル表記だったりに充てようとすると \c や \l の内容を上書きする必要があって、この場合にヨーロッパのアクセントに使うべき \c, \l を回避できずに参考文献などで困ってしまう。

こういった場合は
\let\strokel\l
として \strokel にオリジナルの \l を控えさせておいて、それから\rewcommand で \l を再定義すれば回避できる。

今回の内容では
https://tex.stackexchange.com/questions/154067/new-command-and-l-with-stroke
が参考になった。


ただ、参考文献の著者名とかにウムラウトとか必要か?と言われると、そもそも論としては疑問も残るもの。もちろん、著者名を正確に表現できた方がいいのは当然にしても、それだったら漢字やハングルの著者名だって、そのまま表現できるべきであるわけで、まぁ、そのあたりは学術雑誌もちゃんとグローバル化されているわけじゃないんだよね、ってことなのかもしれない。


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