2019年8月14日水曜日

ICCOPT2019に参加してきた

先週一週間かけて BerlinのICCOPT2019に参加してきたので、簡単にメモなどしておく。

今回のフライトはKLMというこでアムステルダム経由。機内では、あまり新しい映画はなかったけど「Fly me to the Saitama」があったので、これをチェック。この映画、埼玉・東京・千葉・神奈川に住んでいると面白いけど、関西あたりとかの人だと地名もよく分からないのでは?しかも、海外の人にも分かるんだろうか。例えば New York のとなりに New Jersey があるけど「Fly me to the New Jersey」とかあって日本人にどれだけ分かるだろうか、っていう感じ。
ただ、話の内容は結構シリアスなところもあり、多くの難民問題を抱えるヨーロッパの人たちに見てもらいたいところもある。

まぁ、そんなこんなでフライトは特に問題なく、ベルリンに到着。会場はTU BerlinということでISMP2012と全く同じ建物。7年前の地図を頭の中に思い出したりで、まったく迷うことなく到着。テーゲル空港に着陸してからバスを乗り継いでホテルにチェックインしてからも65分で会場に到着できる。

今回のセッションの割合からいうと、やはり機械学習とか、それに関連した内容は多い印象がある。ただ、こういった内容も数理最適化の理論的研究という意味では、ISMPのときよりも減りつつあるかも、という印象がある。
でも、それで何もかもなくなってしまう、ということでもなく、周辺分野とミックスしてきて機械学習の知見をパーツとして使っている研究も多くなったりなどなど、「機械学習」が前面に出てこなくなっている、という一面もあるんだと思う。
あと、機械学習関係は、それぞれの国で大きな予算がついているところもあったりするようで「大きな予算がないと勝負にならない分野になりつつある」という話を聞いたりすると、そういうものの考え方もあるのね、と思ったりする。

あと、数理最適化の中でも分野ごとに年齢層は結構違っていて、あるセッションでは発表も聞いている人も若い人だらけ、という分野があった。こういう分野は、将来的に成長する可能性もあると思うので、どういった内容があるかはチェックしておこうかと思う。

ちなみに、学会バンケットはボートでシュプレー川での往復で、ヘルムホルツ通りあたりで乗船と下船だったけど、アレキサンダープラッツまで行ったりで、テレビ塔があったり、博物館島の横を通ったりととても面白かった。国会議事堂や連邦首相府のすぐ近くも通ったりする。ただ、ビュッフェの料理が1か所にしかなく、長い行列になっていた。やはりICCOPTは連続最適化の集まりなので、ロジスティクス関係の最適化には弱いに違いない。

学会以外のところでは、TU Berlin からすぐ、ということで動物園駅のあたりにも寄ってきた。2012年のときとあまり変わってもいないけど(駅前のバーガーキングは撤退してた)、2016年12月にテロがあった関係で教会のあたりは車では入りにくくなっていた。

学会の方は全体的にスムーズに進み、発表件数は約700件、ということでは3年前よりも30%ぐらい増えている。
3年後の ICCOPT がどこで開催されるか、というアナウンスは特になかったけど、やはりアジア、ヨーロッパ、ときたら南北アメリカ大陸のあたりになるんだろうか?


(食事編)
今回は何泊かしたので夕飯については、みんなで食べに行ってガヤガヤ楽しんだり、ひとりでレストランに行っておとなしく楽しんでみたり、と色んなパターンが楽しめた。一番おいしかったと思うのは、シュニッツエルで長さが40㎝もあって食べきれなかったけど(下にたくさんのポテトサラダも構えている)、とにかくできたてアツアツでおいしかった。


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