2017年12月2日土曜日

PowerPoint の数式が思い

プレゼンテーションのファイルを作るのに、以前は Beamer を使っていたこともあるけど、PowerPoint + IguanaTeX の自由度の高さに気がついてからは Beamer には戻れなくなってしまった。
(個人的に思うところでは、Beamer を使い慣れている人には、PowerPoint + IguanaTeX をあまり勧めない。まぁ、Beamer と PowerPoint + IguanaTeX を比較しても大きな差はなく、例えていえば Beamer が普通の黒電話ぐらいで PowerPoint + IguanaTeX がスマートフォンぐらいという差の程度でしかない。無理して乗り換える必要もない。)

今回は、IguanaTeX を使わずにPowerPoint の数式だけでプレゼンテーションファイルを作ったらどうなるか、ということも試してみたくてやってみることにしてみた。
そもそも IguanaTeX だと TeX 環境をインストールしないといけないので、TeX がインストールされてないところでは編集ができない。そこで PowerPoint の数式だけでできるかを知っておくことも有益だろうと思ってやってみた。

結果として、PowerPoint の数式は、思っていた以上にスマート。入力に多少の癖はあるけど、TeX の数式を入力する知識がだいぶ役に立つので、Beamer を使っている人にもPowerPoint の数式は使いやすいと思う。

逆に困っているところは、以下の2つ。
(1) 行列を書こうとすると Unicode が入り込んでしまって、行形式での編集が極めて困難。
(2) 数式が多くなると、PowerPoint の処理が極端に遅くなる。例えば、"PowerPoint" という文字列を入力するだけでも 10 秒以上かかる。


まぁ、自分のところでは試していないけど、Office365 では LaTeX で数式を書けるようになるということなので、このあたりが解決するのは時間の問題かもしれない。
やはり LaTeX の数式はキーボードだけで書けるというメリットが大きいので、できれば Google スライドとか Office Online とかでも使えるようになるといいなぁ、とは思う。

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