2012年4月5日木曜日

SDPA 7.3.8 の準備

SDPA についてバグの報告などがあり、それを修正するために 7.3.7 から 7.3.8 にアップデートすることになった。
結局、7.3.6, 7.3.7 は Debian のバグ対応のバージョンとなっている。(7.3.8 もそうなる可能性もあるが。


今回の変更点は以下の通りとなる。
(1) gcc-4.7 で mex の部分がコンパイルに失敗する。
これは、変数スコープが4.7になると、より安全かどうかをチェックすることになっており、これまでのソースだと error となる個所がある。
そこで、/etc/apt/sources.list に
deb http://ftp.debian.org/debian experimental main
を追加した後、
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -t experimental install gcc-4.7 g++-4.7 gfortran-4.7
として experimental にある gcc-4.7 をインストールする。
現状では、まだ unstable まできていないので、experimentalからインストールしている。
これで configure などに CC, CXX などで対応したので、特に問題なくコンパイルできることを確認した。

(2) octave3.2 から octave へ。
これは Debian のパッケージの変更に伴う修正で、debian/control の

octave3.2, octave3.2-common, octave-headers

octave, octave-common, liboctave-dev
に修正した。
3.2 というバージョンがなくなったので、今後はこのような修正がなくなるかもしれない。

(3) OpenBLAS から ATLAS へ。
これは逆戻りであるが、OpenBLAS は kfreebsd などに対応できないため、Debian の testing にはいることができない。
OpenBLAS のフォーラムを見たところでは、kfreebsd などへの対応はする予定がない、とのことだったので、Debian のパッケージとして使えるようにするために ATLAS に戻すこととした。

今日の作業内容:SDPA 2h
今日のランチ:サイゼリヤ ミートソースランチセット
明日の予測作業時間:5h

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