7月に行われたICCOPTについて、参加する前の週に発表プログラムの中から自分が聴講するべきセッションについて挙げさせてみた。その感想を書いておく。
- 自分で選んだセッションと比較すると1/3から1/2ぐらいのオーバーラップがあったので、今後の性能しだいではセッションを自動的に選べるようになる可能性もあり。
- 日程4日間のうち、最初の2日間からしかセッションを選んでくれなかった。プログラムの読み込みが途中までしか行われなかったのかもしれない。
- 「最近ご自身が行っている○○という研究に関するセッションです」と理由付きで挙げられていたセッションもあったが、この研究は今までにやったことが無かった。
- セッションのURLを自動的に反映するようにしたが、存在しないURLを指定されるところもあった。ただ、今回のICCOPTはビザの関係なのか分からないけど相当数の発表がキャンセルになったようなので、URLやセッションは過去のデータに実在していた可能性もある。
- 自分で選んだときに「あんまり関係ないかな」と思っていたけどAIが選んでいたセッションを聞きに行ってみたら、結構面白い内容のものもあったので、新しい研究テーマを探すのに使えるかもしれない。
- 聞きたい2つのセッションが同じ時間で片方しか聞けない場合には、「発表タイトルからどのような発表が行われると考えられるか」というのを聞いてみると「○○という論文をベースに発表を行われる」という回答があるときもある。これについては、その発表を聞いてないので正しいかどうかは分からない。
という感じで、現状としては使える部分もあれば使えない部分もある、というところ。セッションが実際に存在するかどうかは自分で確認する必要がある。
事前に試してみればよかったと思うのは「このセッションは何人ぐらい聴衆が来るか」と予測させること。どういったデータを元に予測するのか、というのは面白そう。
あと、ICCOPT ではプログラムなどがPDFではなくてウェブページにしかない状況だったので、これが一つのPDFとなっていたら情報がより上手く取り込めたのかもしれない。