2020年1月1日水曜日

論文読み:A Limiting Analysis on Regularization of Singular SDP and its Implication to Infeasible Interior-point Algorithms

A Limiting Analysis on Regularization of Singular SDP and its Implication to Infeasible Interior-point Algorithms

http://www.optimization-online.org/DB_HTML/2019/12/7528.html

SDPの場合には、主問題と双対問題の両方に内点実行可能解があれば(つまり、Slater の条件が満たされれば)、主問題と双対問題の最適値が一致する、という双対理論は良く知られている。

この論文で扱っているのは、内点実行可能解がない場合(weakly infeasible とかなっている場合)にどうするか、という話で、結論を先に書くと「主問題と双対問題の最適値の間が得られる」ということだった。

個人的に今後の展開として面白そうかな、と考えられるのは、以下の2点といったところ。
1.homogenous self-dual の定式化を行ったときに、「主問題と双対問題の最適値の間のどこにくるか」を、より正確に扱うことが出来るかどうか。(例えば kappa と theta のあたりを解析すると面白いかもしれない。)
2.SDP緩和をすると目的関数値が -\inftyになってしまうような問題(SDP緩和が非常に弱い例)にどういう値が得られるか(元問題との差がどれくらいになるか)。


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