もちろん、Windows 側にも TeX を入れるのであれば、もっと手軽にする方法もあるが、今回は Windows には TeX を入れないこととする。
TeX はコンパイルして dvi, pdf に変換しておいて、そこから png を作成する。
(TeX としてコンパイルできるのであれば、数式に限らずほぼすべてのことが問題なく png に変換できる。)
たとえば、
$ platex pptequation.tex
$ convert -density 300 -trim -transparent white pptequation.dvi pptequation.png
とすれば、pptequation.tex をコンパイルした各ページを pptequation0.png, pptequation1.png, pptequation2.png のように連番で出力できる。
ここで、 -density 300 は解像度で、Powerpoint でどのくらいの大きさとして貼り付けるかにもよるが、たいていは 300 あれば十分で、大きいものでも 600 にすれば十分である。
-trim は各ページの余分な部分を削除している。ただし、
\pagestyle{empty}
としておかないと、ページ番号が各ページの下に入る関係で各ページのpngが大きくなってしまうので注意が必要である。
-transparent white は背景の白の部分を透過に設定している。
これでできあがった、pptequation0.png などをドラッグ&ドロップで PowerPoint に置けば数式が貼り付けられる。
この場合には、TeX のさまざまな機能が使えるので \usepackage{color} として色を挟み込むのもありだし、数式に限らず、表なども挟み込むことができる。
あと、上の方法だとすべてのページを一括処理するが、必要なページだけを png にしたいのであれば、例えば 11 ページから 20 ページであれば
$ dvipdfmx -s 11-20 pptequation.dvi
$ convert -density 300 -trim -transparent white pptequation.pdf pptequation.png
のように dvipdfmx で絞り込むか、あるいは全ページを PDF 化しておいて
$ dvipdfmx pptequation.dvi
$ convert -density 300 -trim -transparent white pptequation.pdf[10-19] pptequation.png
のようにする。convert の場合、数字が0からカウントなのでページが一つずれることに注意が必要である。
今日の作業内容:PPT チェック 1h + SDPA-C 3h
今日のランチ:双葉屋 野菜箱天
明日の予測作業時間:5h
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