今日で学会も最終日であるが、今日はもともと半日分のスケジュールで発表が組まれている。
Plenary は support vector machine の話で、医療の人たちと組んで実際のデータで計算している、という話だった。やはり、データをいかに処理するか、が大事なようだ。
あとは、semi-infinite programming などでの最適制御や、最後は宝石のカットを cutting and packing progrem に定式化してどのように解いていくか、などの研究だった。
これで、一通り発表は終わりだが、終わったところでイタリアの学生グループが壇上に上がってきたので何をするのかと思ったら、主催者に感謝のプレゼンテーションをしていた。どうやら、主催者は泳ぎだけでなくサッカーも得意らしい。
主催者の紹介
これで学会は終了したが、飛行機は明日の予定なので、午後は自由時間である。まずは腹ごしらえからで、今日は Pieta に行ってみた。ここはバンケットで利用したが、お昼には使っていなかった。(学会会場からちょっと遠い、という難点もある)
Pieta についてはみたものの、お客さんはなく閉店しているかと思ったが、中からウェイターが出てきて対応してくれた。ここでは、パスタが2種類から選べたが、片方はNASUというトラップであり、注意が必要である。
トマトソースのパスタ
フィレ肉のピカタ(これは結構美味しかった)
付け合せのポテト(美味しいけどボリュームがありすぎ)
デザート
Pieta はなかなかに美味しかった。
今日はエリーチェの最終日であるため、エリーチェの中を見て回ることにした。
特に、ここまでエリーチェではまったく土産を買っておらず、買ったのは昼食、夕食のミネラルウォータと歯ブラシだけであった。
ただ、この時点で14時、直射日光がガンガン当たっているので、とりあえずサンフランチェスコの自分の部屋に戻って2時間ほど休憩。16時ごろになって日が傾いてから出かけることにした。
まずは、入り口に当たる「トラパーニ門」まで出てきて、その近くにある見晴台(高さ20m)で共通券を5ユーロで購入。このチケットがあると、この見晴台のほかに Real Duomo, Salvatore 教会、Martino 教会、Giliano 教会、Giovanni 教会がセットで見てまわることができる。それぞれの教会も独立に2ユーロで見て回れるが、それぞれ2ユーロだと内容的に割高感がある。もともと観光客用に作られているわけではなく、この見学料も教会の維持に使われるので、ひとつひとつの教会が観光名所というわけではない。
この共通券は一日のみ有効で、最初に使った日に固定される。
チケットを購入して、そのまま見晴台へと上る。ここの階段はらせん状になっており、かなり急である上に狭い。ディパックぐらいであれば持ってあがれるが、それ以上大きいバッグだと降りてくる人の邪魔になってしまうのでお勧めできない。
見晴台と Real Duomo
180段ある階段を上りきると、エリーチェ全体をかなり見ることができる。エリーチェ自体が山の上で傾斜があるためエリーチェ全体を網羅することはできないが、爽快な景色である。
見晴台からの風景(てっぺんに見えるのがGuliano 教会の建物である)
Real Duomo の内部
Real Duomo を出た後は、メインストリートを道なりに進むと Salvatore 教会がある。ただ、この教会は半分倒壊しているような感じで、意外と見れるところは少ない。
Salvatore 教会の内部
その後、メインストリートをちょっと右に外れたところに Martino 教会がある。この教会の中は展示室などもあるが、中が非常に綺麗である。ここはエリーチェの中でもおススメの教会である。
Martino 教会内部
またメインストリートに戻り、エーデルワイスのある広場に出て、学会センターの前を通ると Guliano 教会へと出る。ここはコンサートのときは無料で入れたが、本来はチケットが必要であり、裏手に展示室などがある。あと、ここはサンフランチェスコのすぐ近くなので、道が良くわかる。
Guliano 教会の内部
ここで、コースとしてはサンフランチェスコに寄ることになっているので、初めてサンフランチェスコの正面から入ってみた(いつもは裏口のようなところから入っているので)。
メディカルセンターのはずではあるが、正面から入ると、いたって普通の教会であった。
サンフランチェスコ内部
コースもだいぶ見終わり、残すは Giovanni 教会である。この教会はエリーチェの中でも東の外れにあり、ちょっと段差があって下に位置している。少し遠い感じだ。ここも中は一部屋だが、装飾などが綺麗に飾られており、またいくつかは修復作業中になっているものもある。
Giovanni 教会の内部
これで一通りコースにたどっての見学は終了。ここまででだいたい18時30分である。既に道を覚えているのでサクサクと進んでいるが、初めてエリーチェに来てこのコースをたどるときには3時間半程度見ておいたほうがよい。最初に来たときは道に迷うこともあるし、途中のお土産屋さんに入りたくなることもあるからだ。
最後に Giovanni 教会からほど近いノルマン城に行ってみた。ここは外見がかっこいいので、3ユーロはらって見られる内部はさらにかっこいいかと思ったが、内部は案外見るものが限られており(5分もかからない)、外から見るだけでも十分である。あと7月の上旬は19時に閉まるのであるが、18時50分に出ようとしたら既に鍵がかかっており、鍵を開けてもらう必要があったりした。
外から見るとかっこいいノルマン城
ただし、中はそれほど見るものがない
一通りの観光が終わったので、あとはお土産を買うことにした。エリーチェは小さなお土産屋さんが点在しており、京都の八つ橋屋さんなみにたくさんある。マグネットをお店の前に出しているところが多く、これを見ているだけでもさりげなく楽しい。
お土産屋さんがたくさん
あっちにもこっちにも
結局、パスタと塩、そしてマグネットをいくつか買ってみた。
確か「学会バッチがあると10%割引」と書いてあったが、購入したものが安かったのか、それともお店がちがかったのか10%割引は適用ならずであった。
あと、エリーチェにはあちこちに昔なつかしのガチャガチャがあり、どうしても気になったので一度だけトライしてみた。1回1ユーロであった。
ガチャガチャの仕組みは日本と同じ
ガチャガチャの結果
エリーチェ最後の夕飯は、エリーチェの中でいろいろと食べて一番美味しかった Elimo にもう一度訪れた。
トマトをチーズソースで食べると結構美味しい
ツナのソテーは何度目かわからなくなっているけど、オリーブオイルがきちんと効いている
最後はベリー系のシャーベットで〆
夕飯を食べていると Rendl など他の学会参加者もあとから来ていた。やはり Elimo は美味しいらしい。
8時30分頃に部屋に戻って査読レポートをざっと仕上げる。メジャーコメントだけは日本に帰ってから英語に翻訳するように日本語で軽くまとめておいた。そのあと、帰国用にスーツケースの整理をする。
最後に Xenosaga3 の Hepatica と Maybe tomorrow を聞く。Hepatica は学会などで海外に訪れたときに、最終日の夜に聞いてみることが多いが、グッと来る名曲である。
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