ここ1か月程度かけて読んだ本は、
「Optimization with PDE Constraints」
http://www.springer.com/mathematics/book/978-1-4020-8838-4
という本で、Springer から出版されている。
4章からなっていて、大まかな構成としては、以下の通り。
第1章は、微分方程式最適化の基本的なところを扱っているので、
記号の定義など含めて、じっくりと読むことが必要。
とにかく第1章を2,3度は目を通して記号に慣れる。そうすると、
そのあとが格段に読みやすい。
第2章は、主に Banach 空間における最適化手法について。
SQP, Newton 法の概略や証明などがまとめられている。
第3章は、離散化して解くときを検討している。
特に、離散化により本来の解とどれだけずれているか、という
解析が行われている。
第4章は、応用について
2種類の応用(半導体とガス冷却)について、計算例や
その結果などがまとめられている。
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