最近、グラフ理論の論文を続けて何本か読んでいるのだが、どうにも信用できないことが多い。
まず、あいまいな表現が多くて、実際に実装するできない記述が目立つ。
どうやら、査読が甘いらしく、きちんと動かないアルゴリズムのままで論文になっている。
ある論文は、他の著者の論文で修正が入っていたりする。
たまたま運悪く、間違いの多い論文にばかり当たっているのであれば、それは仕方ないのだが、グラフ理論についてはプログラムとして公開されているものが少ない印象があるのも気になる。
本格的なのは LEDA と Lemon ぐらいしか簡単には見つからず、あとは Spanning Tree など個別に組まれているものに限定されるようだ。
したがって、「Spanning Tree を使って、このアルゴリズムは設計されている」と論文でなると、Spanning Tree から実装する必要がある場面が出てきてしまう。
行列演算については、積や基本的な分解はプログラムとしてはとりあえずは BLAS/LAPACK に任せればいいのであるが、グラフ理論の場合、Spanning Tree のような基礎的なものを網羅したライブラリが少ないようだ。
BLAS のように標準的なインターフェースを整備して、実装を整備すれば、利用価値は高いのかもしれない。
あと、今日は Ubuntu on vmplayer on Type P の続き。
今日の作業内容は、以下のとおり
1. Windows 7 での ctrl<->caps 入れ換え (ctrl2caps)
2. xkeymacs のインストール
(以下は Ubuntu on vmplayer)
3. XDG のディレクトリを変更してホームディレクトリを整理
(~/.config/user-dirs.dirs で、
XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/デスクトップ"などを
XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/.XDG/デスクトップ"に変更して、
~/.XDG/デスクトップを mkdir しておいて、再ログイン)
4. git をインストール
5. ~/.bashrc を Vine を参考にして修正
6. ~/.emacs/init.el も Vine の ~/.emacs*.el を参考にして修正
((setq inhibit-startup-message t) とすると、最初のメッセージを
表示させないようにできる。
また、日本語入力は anthy のほうが安定しているので、
Ctrl-o, Shift+space などを anthy に切替え)
7. ibus の切替えを Ctrl+space から Shift+space に変更
(emacs で範囲選択ができなくなるため)
8. gconf-editor で gnome のキーバインディングを Emacs に
9. SDPA インストールに向けて、gfortran, mpich2, autoconf を
インストール
10. ATLAS のコンパイル
今日は、ATLAS のコンパイルまで。これが7時間かかっても終了していない。
さすがに Atom Z550 で vmplayer を使ってATLAS をコンパイルするのは大変なようだ。
ちなみに、Type P は 30 分触らないと、コンパイル中でもスリープしてしまうので、
「タスクバー」の右の方にある「電源」から電源プランを変更し、電源に接続しているときはスリープさせないように変更した。
今日の作業内容: 論文読み 5h + Ubuntu インストール 3h (一部、並行進行)
今日のBGM: 電脳コイル OST [1-2], FF6 OST[1-3]
今日のランチ: らく さけイクラ丼
明日の予測作業時間: 6h
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