今日は、6時に目が覚めて6時30分ごろに動き出す。7時30分ごろに昨日と同じくホテルの朝ごはんを食べる。ただ、今日は結構はやくから移動があるので、食べる量を抑えておく。そのあと、8時30分ごろまでテレビで天気予報などを確認して、8時30分過ぎにホテルをチェックイン。かなり快適に過ごせたホテルだった。
ホテルの横の道を通って、すぐの青葉通りへ。ここが仙石線の出発駅のあおば通り駅である。切符を買おうとしたところで、ここもJR東日本の管轄でスイカが使えることに気がつく。切符をわざわざ買わなくても済むのはとっても便利だった。8時58分の仙石線快速であおば通り駅を順調に出発。この電車は、ベルリンと同様に駅に着いたらボタンを押さないとドアがあかないタイプである。冬場はやっぱり寒いのであろう。仙石線はすぐに仙台駅に停車して、いくつかの駅に停車していくが、このあたりの景色は、まったく面白くない。そもそも、このあたりは地下を走っている。そのうちに郊外まで行くと、地上を走る。
25分ぐらい走ると、塩釜の港が見える。線路から駅までは相当な距離があるので詳細までは見えないが、遠目には震災の痕は良く解らなかった。9時35分に松島海岸に到着。快速は次の駅が終着駅だが、その先の駅に行く人は、松島海岸から代行バスで行くことになっているようだ。駅前には、この快速に接続するための9時42分のバスが2台待っていた。ただ、今回は遊覧船なので、この代行バスには乗らず、駅前の遊覧船の切符売り場で切符を購入する。ちなみに、インターネットの割引券をプリントアウトしていくと1割引き。遊覧船の乗り場までは6分ぐらい歩く、ということを教えてもらって、道なりに歩いたところに遊覧船場を発見。
この遊覧船乗り場には修学旅行の高校生がたくさんいて、同じ船かな、と思っていたら、どうやら別の船を貸し切りにしてあるようだった。今回、自分が乗ったのは第三仁王丸。結構大きい船で、1階が自由席、そこから追加料金を払うと2階グリーン席がある。今回は10時出航と少し早目の時間だったので1階もそこそこ空いており、、1階の左手に座ってみた。遊覧船は1周50分で松島のそれぞれの島を回ってくるルート。船の中で、この島がどんな島、というのが説明があるが、島の数が多くて、途中で説明よりもいろんな島を見ているほうが面白くなってくる。そうそう、松島はたくさんの島でできているが、その中には人が住んでいる島もあり、中学校などもある、ということだった。あと、遊覧船の中の説明では、津波は6mぐらいだったけど、松島の島々があったおかげで、このあたりは被害が比較的抑えられていたらしい。たしかに、松島海岸駅から歩いていても、新しく建て直した建物はそれほど目につかなかった。遊覧船が見て回るコースの途中には、津波でダメになりながらも、半分の規模で再開しているカキの養殖などがあった。台湾で見たカキの養殖とはスタイルが少し違うような気もするが、素人の目から見てなので、どの程度の違いかはよくわからなかった。
遊覧船から降りて、瑞巌寺に歩いて到着。ここは近いので歩いても5分とかからない。瑞巌寺は本堂が建て替え中とのことで、仮本堂などを見ることができた。歴代の伊達家の肖像などがあったり、普段は見ることのできない山の上のお堂などが面白かった。あと、宝物殿には地下1フロア分の展示があって、仏教関係や伊達家についての展示などが見受けられた。
ここを見終わって11時35分。遊覧船乗り場の近くまで歩いて、パンセ松島店でカキカレーパン300円とメロンパン200円を買って、駅まで歩く。松島海岸の駅は基本的に30分に一本の電車だが、11時45分に着いたら12時2分の電車があったので、これに乗ることにし、待っている間に駅のホームでカレーパンにかじりつく。カレーパンは、思っていた以上にカキの量があって、それがカレーとあっていておいしかった。たぶんカキの季節になったら、もっと美味しいと思う。ちなみに、松島海岸の駅のところは、仙石線と東北本線が比較的近くを並走しているので、ちょっと山のほうを見ると東北本線の線路が分かる。メロンパンを食べ始めたところで電車が到着。仙石線は途中から単線なので、松島海岸駅で上下線の入れ替えで12時2分に同時の発車だった。松島海岸駅では電車も2駅目でガラガラだったので、メロンパンの続きを食べ始める。すると、ずんだ豆がたくさん入っていることに気がついた。この豆、甘みが追加されていて、結構おいしい。メロンパンを食べ終えて塩釜の駅を過ぎ、いつのまにか電車の中は混雑していた。12時41分に仙台駅に到着し、ここで電車を降りる。ところで、行きの快速は37分、帰りの各駅停車は1駅分少ないが39分、と快速でも各駅停車でも、それほどの差がない。そもそも快速は停車しない駅が3駅しかないので、大きな差は作れない。
仙台駅から仙台城に行くために11番のバス停に行ったら、ちょうどバスが出発するところ。ラッキーと思ってバスに乗り込む。地図でどのあたりかを確認しながら走っていると、ループル仙台とほぼ同じルートである。ところが、瑞鳳殿の近くで右に曲がるべきところを何故か左に曲がるバス。どうやら、このバスは仙台城にはいかないらしい、と気がつき、次のバス停で急いで降りる。300mぐらい坂を降りてきて、さっきの交差点まで戻り、そこから仙台城まで歩くことにする。つまり、瑞鳳殿入り口から仙台城までのウォーキングである。最初は住宅街でそれほど大変でもなかったが、仙台城の近くまできたら、相当な傾斜になっていて仙台城まで登りきるのが大変だった。やっぱりバスのほうが楽だと思う。ちなみに、住宅街のあたりも、それほど震災の影響は見当たらなかった。一番わかったのは、仙台城の石垣が一部壊れていて、車が通行できなかった箇所である。
仙台城は、正確には仙台城跡であって、仙台城はすでになくなっている。仙台の人にとっては、城というよりも観光地なのかもしれない。伊達正宗の有名な像は見晴らしのいいところに立っていて、そこからだと仙台の街がよく見える。東北大学のキャンパスに行く途中で見かけたウエスティンホテルのおかげで、仙台駅がだいたいどこのあたりにあるかも、よくわかる。
仙台城のところには資料展示館があって、入場料が700円。学会で配られていた割引券を使って500円で入場。ここでは16分のCGと、あとは伊達正宗と仙台城の展示が1フロアある。ちょっと700円は割高だが、CGを映画と見ればいいのかもしれない。CGは仙台城を復元していて、地形などからどのような特徴があったか、内部の部屋はどうなっていたのか、などが紹介されていて、これは勉強になった。特に、仙台の地名の由来について知ることができたのは良かった。
そのあと、山の裏側からバス停を探す。ループルはバス停が出たところ、すぐにあるが、普通のバスは、ちょっと歩かないとみつからないので、結構解りにくい構造になっているうえに案内などは特にない。ちなみに、バス停についたのが14時35分ごろ。14時48分のバスを待つ。バスは30分に1本の割合と少なく、意外な感覚がある。バスは東北大学のキャンパスをどんどんと通過した後、30分ぐらいかかって15時20分に青葉通りに到着。
ここで、お土産を買った。牛タン弁当を買おうか迷ったが、夕飯になる前に新幹線を降りてしまうので断念。15時46分のやまびこ自由席に乗ろうと16時40分にホームに適当に上がったところ一番後ろの10号車付近に。自由席は1号車から4号車なので、急いで前方に移動して3号車のあたりで乗りこみ、空いている席を見つけて座る。バッグを席の下に置いたところで、やまびこが仙台駅を出発した。行きの新幹線は途中を寝て過ごしてしまったが、帰りは音楽を聴きながらでゆっくりと帰ってくることができた。東京駅からは順調に乗り換えが進んで、18時50分ごろには家に着いた。
今回の仙台出張では、RAMP で様々な勉強にもなったし、仙台や松島など震災後にどうなっているかを自分の目で見ることができた点も大きかった。
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ホテルを出発 |
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あおば通駅の入り口 |
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あおば通駅 |
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ホームの雰囲気 |
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8時58分の快速に乗る |
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折り返し下り電車が到着 |
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ドアが押しボタン式 |
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塩釜の様子 |
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松島海岸の駅に |
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駅前ロータリー(右2台のバスが代行バス) |
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遊覧船に乗る |
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遊覧船の中 |
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松島をゆく |
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カモメのジョナさん |
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遊覧船から塩釜を見る |
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4つ穴がある鐘島 |
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仁王島 |
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人が住んでる桂島 |
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再開しているカキの養殖 |
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松島のいろんな島 |
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お寺へ移動 |
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山門 |
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震災の影響も残っている |
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仏像が並んでいる |
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今は絶賛修理中 |
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今回の特別公開 實華殿にいくところ(實華殿そのものは撮影禁止なので写真なし) |
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牡蠣カレーパンとずんだメロンパンを買う |
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松島海岸駅の駅舎 |
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12時2分に上下線が出発 |
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牡蠣カレーパンは牡蠣が美味しい |
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仙石線の下りに乗車 |
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メロンパンは途中からずんだがたくさん |
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仙台城に上るところは車は通行不可 |
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仙台城から仙台駅方向 |
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伊達正宗像 |
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資料展示館が入っているお土産屋さん |
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資料展示館入口 |
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仙台城のバス停は、ちょっと分かりづらい |
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仙台駅に戻ってきた |
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15時46分のやまびこで仙台から出発 |